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好き心少なからず

第15章 お弁当~八神×岸田~

とりあえず本のない後ろへ一歩下がると

「あ、急に動くな!!うわ!!」

重心がずれた先生が、慌てた声を上げて倒れかかってきた!

「きゃっ!!」

咄嗟に手を出して、先生を助けようとした…のに

「ごめ…足、動かない」

「だからって…!」

ほんのちょっと間に合わなくて、先生の頭が私の胸に押し付けられた!!

「先生のエッチ!」

「おま…そういう場合か!?」

「だって…」

バランスを取ろうと必死なのは分かるけど!

すがり付くように引き寄せられて。

その力強さに、ドキドキしてしまう。

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