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好き心少なからず

第3章 ちゃんと言うから~宇野×入江~

へ!?

「宇野くん、意地悪なんだもん!!」

「は?」

「私が何を言いたいか、分かってるんでしょ?なのに何でそんな意地悪な事言うのよ!」

まずい。俺、何かしくじったか!?

どう返したらいいか、入江の様子を探っていると

「大体、今朝の占いだってあんまり良くなかったんだよね」

唇を尖らせて不満を洩らし始めた。

「そんな日に何を言ったって上手くいきっこないのよ。うん、そうだよ」

一人で話して、一人で納得して…

俺を見ると、うん、と大きく頷いた。

「だから、今日は止める」

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