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好き心少なからず

第20章 こんな場所~新田×二階堂~

「やっぱり場所にこだわるの?」

歩きながらぼそりと呟かれた言葉が聞き取れなくて

「え?」

聞き返したけど、絢音はにっこり笑って首を振った。

「どこに行くのかしら。楽しみ」

笑みを浮かべて楽しそうに歩く絢音に、幾何かの
不安が募った。

「そんな…大した所じゃないから」


そして、着いた場所は…



「…神社」

ポツリと呟かれた声は、予想外といったもので…

だから、大した所じゃないって言っただろ!?

「どうして神社?」

「あんまり人いないし…落ち着いて話せるから…」

「ふぅん」

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