テキストサイズ

好き心少なからず

第25章 ミニコンサート~梶×宮下~

「じゃあ、やめるか?」

「えー?やめないよ!!」

別に無理に続けなくてもいいと思うのに、花夏は不機嫌そうに顔を曇らせた。

「だったら…もっと深く付き合わなきゃ駄目なのかな?」

ぼそりと呟かれたのは、独り言なのか?

「は?」

思わず聞き返すけど

「ん?別に?」

しらを切られてしまえば、それ以上突っ込めなくて…

深くって…何するつもりだよ!?

病院までの間、何ともモヤモヤした空気に包まれていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ