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好き心少なからず

第26章 ライバルだな~栗原×速水×曽根崎~

「え!?何すか!?」

「栗原くんは…今日は図書室、行く?」

首を傾けた時に髪がさらりとなびいて、耳と首筋が晒されて…

「あ、そのつもり…です」

耳たぶ、小さくて可愛い。

首も白くて細くて華奢で…

つい見惚れてしまうと

「じゃあ…一緒に帰れる…かな?」

……へ?

先輩から誘われた?

あまりにも意外すぎて、一瞬返事が遅れてしまった。

「はい!!喜んで!!」

食い付き気味に返事をすると、先輩は驚きの目を俺に向けて

「居酒屋じゃないんだから」

そう言ってクスクスと笑った。

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