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好き心少なからず

第35章 球技大会9(岸田)

なのに輝穂はそれほど乗り気ではないみたいに見える。

これは…クラス応援とか、半強制的なやつか?

「2ーAだろ?次は…」

試合表を見上げて、輝穂のクラスを探す。

女子のダブルスは1回戦で敗退している。

ミックスダブルスは2回戦に進むけど、試合はまだ先のようだな。

「男子のダブルスとシングルスはこれからみたいだけど…」

輝穂はどっちを応援するんだろう?

どちらかに出場する男子と、仲がいいんだろうか…?

スコアボードを見上げる輝穂の横顔を眺めながら、そんな事を思い…

自分の考えにハッとした。

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