テキストサイズ

好き心少なからず

第36章 球技大会10(入江②)

そのまま試合は進み、相手からの高く上がった球をスマッシュした!

鋭い角度で打ち込まれたボールは、相手が追い付くより先に2回バウンドして…

「0ー15」

岸田先生の声が響く。

「やったぁ!!」

手を叩いて歓喜すると、絢音ちゃんも笑顔で頷いていて。

私も笑顔で返して、コートに目を戻せば…

「よっしゃ!!まずは先制点!!」

宇野くんが輝穂ちゃんにハイタッチしてる所だった。

あ…

さっき、私ともしたやつだ。

……何だ。

私だけ…私だからって訳じゃないんだ……。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ