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好き心少なからず

第37章 球技大会11(宇野)

肝心な所でどうも上手くいかないんだよなぁ…

苦笑いを浮かべると、入江が俺を真っ直ぐに見て聞いてきた。

「そこまでして話したいことって…何?」

うっ…!

今言わせるのか!?

この状態で告っても…何とも情けない状況にならないか?

…絶対に、なる。

ひとつ大きく息を吐くと、覚悟を決めた!!

「決めた!!」

「え…?」

「地区予選で絶対勝つ!!」

「うん…?」

入江はキョトンと俺を見ている。

分かってるよ。無理だって思ってるんだろ!?

でも、俺、精一杯頑張るから!!

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