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好き心少なからず

第38章 法事~曽根崎×二階堂~

「お前…まさかアヤになりたいとか思ってんのか!?」

「まさか!」

タエは間髪入れずに答えると、自分の声の大きさに自分で驚いて口を押さえた。

そして目でアヤを追う。

けれど、湯呑みを並べたりしている姿からして、俺達の声は聞こえてないみたいだ。

ほっと息を吐き…タエは肩をつぼめた。

アヤとタエの家は近所だ。

家が近いからこそ、昔からお互いの家を行き来していて、姉妹のように見えるときもある。

それこそ小さい頃は、アヤちゃん大好きオーラをバンバンに出してたじゃねぇか!?

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