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好き心少なからず

第38章 法事~曽根崎×二階堂~

目線は俺を追い越して、その先で手伝いをしているアヤを見ている。

伯父さんにお茶を出しながら笑顔で対応しているアヤを…

「あたしには無理」

「それなら俺も無理だ」

暗くならないように、苦笑いを浮かべてタエを見ると

「アヤちゃん、彼氏出来たんだってね」

は?

いきなり話が飛んだな。

誰から聞いたんだ?

「らしいな」

俺もアヤから直接聞いた訳じゃないけど…

「え?ダイちゃん知ってるの!?」

「後輩がそんな事言ってた」

部活中に宇野たちが話してたのを思い返して頷くと、タエが素早く反応した。

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