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好き心少なからず

第38章 法事~曽根崎×二階堂~

「え?どんな人?ダイちゃん知ってる人?」

目を輝かせて身を乗り出してきた。

全く…こういう話が好きって、女子は何歳でも女子なんだな。

どんな人って…アイツだろ?

あの、カップケーキの…

「クラス委員だとか言ってたな」

廊下で俺がカップケーキ食べた時、アヤの行動にいちいち驚いてたアイツ。

「背はそんな高くなくて、華奢で、色が白くて、目がでっかくて」

大人しそうな、圧しに弱いタイプなのかと思った。

でも、戸惑いながらも俺を見る目は真っ直ぐで、芯が強そうで…

「アヤと互角に渡り合えそうな奴」


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