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好き心少なからず

第6章 読書タイム~栗原×速水~

放課後。

俺は市立図書館に向かっていた。

色んな本が読みたいけど、小遣いで買うには高すぎる。

だから、学校の図書室で借りて読む事が多かったんだけど、1年も借り続けると大体の本は読んでしまった。

そんな時、学校から近い場所に市立図書館があるのに気付き…

学校よりも蔵書量もジャンルも多くて、新刊もすぐに入れてもらえるこの環境が気に入らないはずがない。

今では学校帰りにほぼ毎日立ち寄るようになってしまった。

「こんちわー」

「あ、おかえり。今日は早いじゃん」

あ、今日は橘さんか。

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