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友達から恋人へ

第1章 ~友達から恋人へ~

それから、ホームルームが始まるまで、夏枝君やクラスの友達らと雑談する。

その際、皆とアドレス交換をした。

今までは、お母さんのアドレスと家の電話番号しか入ってなかったからね。

アドレス帳に、登録件数が増えてかなり嬉しかった。

「そうだ、日暮って高校まで何か習い事してた?」

一限目の授業後、休み時間になったのと同時に、夏枝君が話しかけてきた。

「僕、泳ぐのが好きだからスイミングを習ってたよ
スポーツの中で、唯一好きなスポーツだから」

「へぇ、日暮は水泳好きなんだー
俺は、水泳は苦手なんだよなー」

「そうなんだぁ」

意外だなぁ、夏枝君ってスポーツ全般好きそうに見えたのに。

「やぁ、2人共」

その時、1人の男子が僕達のそばへ近付いて来る。

「お前から、話しかけてくるなんて珍しいなぁ」

「委員長君、どうしたの?」

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