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腐男子恋愛日常-Last world-

第1章 ~プロローグ~

夜に寝てる時は、毎晩のように歩と過ごした今までの日々の夢が出てくる…。

歩と真の訃報の日から、1週間が経ったある日。

◇全焼した日向家があった土地の前◇

「……。」

全焼した日向家があった場所に行くと、全焼した家は完全になくなっていて土地が売却に出されていた…。

「歩…。」

「研磨…。」

「やっぱり、来てたのか…。」

後ろを振り向くと、勝平(かっぺい)と平次(へいじ)が立っていた。

「研磨、こんな事を言うのもなんだけど…。
元気出せよ…。」

「歩は、お前の元気のない姿なんて望んでないぞ…。」

勝平と平次が、俺を慰める。

「わかってる…!
わかってるけど…。」

それが出来たら、苦労はしねえんだよ…。

歩の事を考えたり思い出す度に、気持ちがどんどん沈んでいくんだ…。」

「研磨、大丈夫だ…。」

「またすぐに、歩に会えるからさ…。」

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