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腐男子恋愛日常-Last world-

第1章 ~プロローグ~

「え、それって―――――」

突然、視界が歪んで睡魔に襲われる。

「あ、れ…?」

俺は、ゆっくりとその場に倒れる。

「言葉の通りだよ、研磨」

「また、別の世界で歩に会えるから」

「なに、言って…んだ…?」

俺の意識が段々、遠のいていく。

「この世界で起きた記憶は、消えるけどな」

「また、次の世界で会おうぜ」

勝平と平次の、最後の言葉と同時に俺の意識はそこでなくなった…。

◇梶(かじ)家2階・研磨の部屋◇

-研磨視点-

「ハッ…!」

……夢か…。

「いや、夢じゃねえ…。」

俺は、ハッキリと覚えている。

歩と学校の屋上で腐男子友達になった事、歩が俺を庇って怪我をした事。

真と勝平と平次とも腐男子友達になった事、一部のクラスメート達と和解した事。

歩と恋人になった事、そして…。

「あの日の出来事も全部…。」

真の、嫉妬と狂気による暴走により起きた悲劇。

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