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「いろんな出来事も、感触も感覚も全部覚えてる…。」

俺が最後に覚えている事は、歩の死に悲しむ俺の前に勝平と平次が現れた直後に突然の睡魔に襲われた事。

「また、別の世界で歩に会えるってどういう事だ…？」

俺は、部屋のカレンダーを見てスマホの日付を見る。

「え…。」

日付の表記は、俺がアメニイト天王寺店でＢＬ本を物色してた所を、まだ腐男子友達になる前の歩に見られていた日になっていた。

「いったい、どういう事だ…？」

何で、あの日に戻ってるんだ…？

わけがわからない…。

「……勝平と平次…。」

最後のあの２人の口ぶりからして、何か今回の事で知ってるのか…？

「すぐにまた会える、別の世界で歩に会える、そして今のこの状況…。」

まるで、こうなる事がわかってたような言葉…。

それに、何故かわからないけど同じ事を何回も何十回も、何百回も何千回も繰り返した事がある感覚も…。