両親の部屋を盗撮したらとんでもない秘密を……。
第1章 プロローグ
ジョボボボボボボボボボボボ
心の準備をする間もなく、強制的に口の中に流れ込んでくる黄金の液体。
猛烈な吐き気と、激しくケイレンする胃袋。
その液体は、ありえないくらい、おぞましい味がした。
これと同じものが、自分の体内にも存在しているのかと考えただけで、トリハダが立つほどゾッとした。
「くっくっくっくっ、さすが黒木ちゃん。いい飲みっぷりだ」
「ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ」
何度も吐き出しそうになりがらも、僕は必死で飲んだ。
もし一滴でもこぼせば、いま以上の過酷な責めが待っていることを、痛いほどわかっているからだ。