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セーラーエンジェルズ

第1章 GO、プリティでキュートで天使な女子高生

マリーは凶悪な犯罪組織BLBLA(ベルバラ)が地球にやってきたこと、その星の平和はその星の人たちの手で守らなければならないこと、そのための変身アイテムのスマートチェンジャーが5人を選んだことを伝える。

本当は合コンに間に合うために適当に5人組の女のコを選んだなんてことは口が裂けても言えない・・💦

「あたしたちもいろいろと忙しいんだけどな~。その正義の味方ってバイト代いくら~?」

と紫音が切り出すので、マリーはあんぐりとする。いろんな星で正義の味方をスカウトしたけど、いきなりバイト代の交渉を始めたのは初めてである・・。

「でも、悪い話じゃないかも・・正義の味方になればこのスマホがもらえるんだし」と蜜柑が言うと、

「やっピース✌スマホ欲しかったんだぁ」と紅葉もらんらんと目を輝かせる。

紅葉も蜜柑も自分のスマホは持ってなくて、親からLINEしか使えないように制限されているスマホを借りてる身なので自分のスマホが欲しかったのだ。

「あくまで戦士としてのツールです。通話やSNSは契約してる無料通話やパケ放題の範疇でやってもらいます。もちろんゲームとかで課金するのも禁止」
とマリーは淡々と言い放つ。

「なんだかケチくさい話だなぁ。でも、ボクはいいぜ。正義の戦士ってやってみたかったし」
と碧衣がクールに言う。

「そうね、碧衣がカッコよく戦う姿を見てみたいわね。碧衣がやるならわたしもよくってよ」
と茶奈も優雅に同意する。

碧衣と茶奈の雄んなの娘&華麗な美女コンビの戦士姿はカップル戦士みたいでドキドキものだとみんなは思った。

その頃、チキュウにやってきたベルバラは早速怪人を出撃させていた。

一番上の姉ツンツンはショタコンで幼い男のコが大好物だ。そんなツンツンの命を受けたなぞなぞ美女は子供たちにクイズを出して、正解できないとカプセルに閉じ込めてツンツンへの手土産にするというワケだ。

「問題です。愛とはどこにあるものでしょうか?」と少年に迫るなぞなぞ美女。

「あ、愛はここにある」と少年は真っ赤になって自分の胸を指差す。片想いの女のコのことを想うだけで胸がドキドキ、キュンキュンする。これが愛なんだと少年は確信する。

「いいね~、少年の恥ずかしそうな顔は。好きなあのコのことを考えているのね。その胸キュンなお顔のご褒美にお姉サマが可愛がってあげるわ」

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