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セーラーエンジェルズ

第1章 GO、プリティでキュートで天使な女子高生

セーラーエンジェルズは歌って軽快なリズムを取ってオドリコたちの攻撃を巧みにかわしてやっつけていく。

「いえ~い、歌って踊って戦える正義のヒロインってか~っこいいカンジ」

「でしょでしょ。あたしたちのアイドルユニット名はプリティキュートでいかない」

「いいね、それノッたわ」

オドリコと戦ってやっつけながらアイドルユニット名の相談をする5人。

「おのれ~、ゆるく戦ってオドリコを全員倒すとは。だが、これを見なさい」

なぞなぞ美女はポシェットからいくつかのカプセルを取り出してセーラーエンジェルズにみせつける。カプセルにはインチキななぞなぞを間違えた少年たちが閉じ込められている。

「ツンツン様のハーレムに送り届けるつもりだったけど仕方ない、それ以上抵抗するならカプセルを壊して子供たちを殺す」

得意げにセーラーエンジェルに降伏を迫るなぞなぞ美女。

「ぐっ、卑怯な・・」
「悪者の常套手段出たわね」

レッドモミジとオレンジミカンはわなわなと拳を握りしめる。

「せっかく集めた少年たちを失えばあなたも偉い人に怒られるんじゃなくて?それよりもあなたが得意のなぞなぞ対決でもしてみない?」

エメラルドサナは怪人がなぞなぞ対決が大好きなのをうまく突いて挑発する。

「このわたしになぞなぞ対決を挑むとはいい度胸だ。間違えればお前たちもカプセルに閉じ込められることになるぞ」

「上等だね」とマリンアオイは不敵に笑う。

「ち、ちょっとふたりとも。絶対にインチキななぞなぞよ。どんな答えをしても間違いにされちゃうんだから」

「大丈夫、任せて」

あたふたするレッドモミジだが、マリンアオイに優しく頭を撫でられて胸キュンになって顔を赤らめる。

「では問題です。コケシの使い道はなんでしょう?」
なぞなぞ美女は得意げになぞなぞを出す。

「えっ?鑑賞用かな・・」
「そうね、民芸品を見ていると心が癒されるし・・」

本当の答えを知ってか知らずかレッドモミジとオレンジミカンは顔を見合わせて赤くなる。

「ブ~、不正解だね。癒しじゃなくていやらしだろうが。こんな問題が分からないとはそれでも女のコか」

なぞなぞ美女はふたりをカプセルに閉じ込めようとするが・・

「決めつけは感心しませんわね~。正解はひとつとは限りませんのよ」
とエメラルドサナが妖艶に笑う。


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