
赤い鴉
第1章 twilight
「ふぅ…」
定時制棟の空き教室…人気がなくサボるにはうってつけの場所で保健室で寝れない場合やタバコを吸いたい場合は良くここに来る。
「校内でのタバコは禁止だよ~」
吸ってたタバコを急に奪われる。面倒なのに見つかったとタケルは内心で愚痴る。
「ピアスに赤髪にタバコに飲酒…やれやれだな」
風紀委員の蓮見 和と柚…ふたりは双子で和は黒髪、柚は柔らかそうな薄茶髪。そしてふたりとも顔立ちは整っている。2年になって同じクラスやたら構ってくる。
「何度も注意しても訊かないし…お仕置きが必要だね」
「は?」
「そうだな…云っても訊かないなら躰に刻むのも良いか」
和がタケル羽交い締めにする。細いわりには力があるのか暴れもピクリッともしない。
「おい、何するつもりだ!!」
「何って綾瀬が好きなことだよ」
ニコッと天使みたいな笑顔を浮かべる柚が悪魔に見える。
和がタケルを抑え柚が制服を脱がす、双子らしい?息のあった動きでタケルをイスに拘束する。
「テメェら…」
「綾瀬って腹筋割れてんだ、意外」
「肌も白くてきめ細かいだよな」
和と柚はイスに縛られてるタケルの躰を観察する。
「外せよ!悪趣味なんだよ」
叫ぶタケルに和はやれやれとため息を吐く。
「何をいまさら…と云うかこういうのを準備してた時点で察しろよ、愉快な髪同様愉快な頭してるな」
「馬鹿にしてんのか!?」
確かに偏差値低い高校の最底辺だがあからさまに馬鹿にされる覚えはないはずだ。
「カズ…馬鹿な子ぼど可愛いって云うだろう?」
「テメェら人を馬鹿にするのいい加減にしろよ!!!」
柚の言葉にカチンときて怒鳴るがふたりはどの道具を使うか話し合ってる。
「そんなことより少しはこれから何されるか考えたらどうだ」
「綾瀬くんのことは前から狙ってたんだよね~」
和と柚の言葉に悪感が走った。和は小さな瓶をタケルの前にちらつかせる。
「これを使えば少しはマシ態度になるだろう」
「やめろッ…」
怯えるタケルを無視して和は瓶に傾ける。
定時制棟の空き教室…人気がなくサボるにはうってつけの場所で保健室で寝れない場合やタバコを吸いたい場合は良くここに来る。
「校内でのタバコは禁止だよ~」
吸ってたタバコを急に奪われる。面倒なのに見つかったとタケルは内心で愚痴る。
「ピアスに赤髪にタバコに飲酒…やれやれだな」
風紀委員の蓮見 和と柚…ふたりは双子で和は黒髪、柚は柔らかそうな薄茶髪。そしてふたりとも顔立ちは整っている。2年になって同じクラスやたら構ってくる。
「何度も注意しても訊かないし…お仕置きが必要だね」
「は?」
「そうだな…云っても訊かないなら躰に刻むのも良いか」
和がタケル羽交い締めにする。細いわりには力があるのか暴れもピクリッともしない。
「おい、何するつもりだ!!」
「何って綾瀬が好きなことだよ」
ニコッと天使みたいな笑顔を浮かべる柚が悪魔に見える。
和がタケルを抑え柚が制服を脱がす、双子らしい?息のあった動きでタケルをイスに拘束する。
「テメェら…」
「綾瀬って腹筋割れてんだ、意外」
「肌も白くてきめ細かいだよな」
和と柚はイスに縛られてるタケルの躰を観察する。
「外せよ!悪趣味なんだよ」
叫ぶタケルに和はやれやれとため息を吐く。
「何をいまさら…と云うかこういうのを準備してた時点で察しろよ、愉快な髪同様愉快な頭してるな」
「馬鹿にしてんのか!?」
確かに偏差値低い高校の最底辺だがあからさまに馬鹿にされる覚えはないはずだ。
「カズ…馬鹿な子ぼど可愛いって云うだろう?」
「テメェら人を馬鹿にするのいい加減にしろよ!!!」
柚の言葉にカチンときて怒鳴るがふたりはどの道具を使うか話し合ってる。
「そんなことより少しはこれから何されるか考えたらどうだ」
「綾瀬くんのことは前から狙ってたんだよね~」
和と柚の言葉に悪感が走った。和は小さな瓶をタケルの前にちらつかせる。
「これを使えば少しはマシ態度になるだろう」
「やめろッ…」
怯えるタケルを無視して和は瓶に傾ける。
