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赤い鴉

第5章 番外編…初デート

「ふぅ…」
お風呂から上がりタケルの部屋に入る迅。タケルの部屋をぐるっと見渡す、ほとんど物が置かれていない寂しい部屋…予想ではもっと物が溢れていると予想してたが申し訳程度でノートパソコンが置かれているくらいだ。
「どうした?迅?」
「あぁ…タケ…」
室内を物色してる迅にタケルは訝しげに声をかける。迅はその声で振り返った瞬間言葉を失った。
「……どうかした?」
「い、いや、なんでもない」
迅はタケルから顔を背ける。
風呂上がりのせいか火照った身体に半袖のTシャツと半ズボンから伸びる白い手脚がとても扇情的だ。
「…なんか変だぞ、じ…んッ!!!」
タケルが近寄った瞬間、迅の中でなにかがプツンッと切れた、迅はタケルを引き寄せ強引に唇を奪う。タケルは一瞬驚いて目を瞠ったがすぐに咥内に入って来た迅の舌に自分の舌を絡めた。
「んっ…んんっ…はっ…ンンッ!!」
深いキスにタケルは酸欠に陥る、迅の胸を叩いて限界を伝えるが迅は唇を離そうとしない。後頭部を強く掴まれているせいで口をずらせず息苦しくなる。タケルの脚から力が抜けカーペットに倒れ込む、そこでようやく迅はタケルから唇を離した。
「ぶはっ…ゲホッゲホゲホッ」
「わ、悪いタケル…我慢できなかった」
咳き込むタケルに謝る迅、いつもより扇情的なタケルにさすがの迅も我慢出来なかった。
(今のタケルを見て我慢出来る男はいないだろうな)
さすがにそれは大袈裟だろうか?と迅は内心苦笑する。
「だ、大丈夫…それより」
タケルはまだ荒い息を繰り返している迅の膝の上に跨がる。
「タ、タケル!!降りて!!今すぐ降りて!!」
「迅のココ、すごいことになっているね」
「うわっ…タ、タケル…やめて」
タケルは妖艶に微笑んで自分のぺニスを迅の中心に擦り付ける。こんなことされたらもう我慢なんて出来ない。
「あっ…迅…」
迅はTシャツをたくしあげタケルの突起を食む。
(なんて表情するんだよ)
突起を食んだだけで蕩けそうな表情のタケル、もっとタケルの反応を楽しみたい迅は突起を吸ったり舌で潰したりする。

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