露出狂☆ ~淫乱ドS王子と変態育成ゲーム~
第3章 加速する変態ゲーム☆小さい子の前で◯◯◯❗
私は恐る恐る辺りをうかがいながら男の子に近づいた。
「ね、ねぇ、僕、なにして遊んでいるの?」
私は沖田君の体操着の入った鞄(手提げのよくあるやつ)といつもの携帯を手にもって、まるで幼児教育のおもちゃを売るセールスマンのような口調で男の子に話しかけた。
「勇者戦隊ごっこ!悪い怪人をやっつけたんだ!」
男の子は私に警戒する様子もなく無邪気な声で言った。
「ふーん、その絵はお姫さまかな?」
「うん!ゴダイヴァ姫!勇者が僕で!友達はトムっていうの!」
男の子の足元にはスカートをはいた女の子の絵が砂場に描いてあった。
この年の子にしてはかなりうまい?
ちょっと感心してしまうほどだ。
「ねぇ、戦隊ごっこもいいけど、お姉さんと一緒に遊ばない?すっごく楽しいよ!」
兄弟のいない私はいまいち子供の扱いが分からない。
だから昔見ていた公共電波の番組のお姉さんをイメージしてしゃべっていた。
「ええー、どうしようかなー」
男の子はちょっと気だるそうな顔をしていた。
「じゃあさ、僕、お名前は何て言うの?」
男の子とうちとけるまで私はとにかく会話してみることにした。
「うーんと、未来! 未来っていいます!」
幼稚園でよくやらされるのか、
元気のいい返事が返ってきた。
「未来君ね!うん、いいお名前だね!」
「えへへ」
私は未来という男の子の頭を撫でた。
「じゃあ、未来君! 未来君には好きな女の子とかいるの?」
「えっー!!」
未来君は恥ずかしそうな顔をした。