テキストサイズ

露出狂☆ ~淫乱ドS王子と変態育成ゲーム~

第4章 王子様は殺人鬼!?でも私は調教済みです☆


「いいなぁ、葵は勉強も学年一できるし、学級委員長で信頼も厚いし、その上絵までうまいなんて欲張りすぎだぞ!」


咲はニコニコしながら言った。


「頭いいって、私この前のテストはあんまりできなかったよ」


まだテストは返却されていなかったけど、手応えは過去最高に悪かった。


もちろん、あのゲームのせいである。


「またまた、謙遜しちゃって、優等生様のくせに~!」


咲は私の頭をポンッと叩いた。


「・・・・はぁ、優等生か…」


そんな言葉で私をくくろうだなんて、


親友の咲も私を誤解してるみたいだね。


「ねぇ、咲の中の私って、そういうキャラなの?」


私はちょっと残念そうに言った。


「えっ? どいうこと? キャラって?」


咲は首を横にひねった。


唐突な質問にちょっと困惑しているようである。


「ははっ、何でもないよ。でもいつか咲になら話しちゃいたいな」


そう言うと私は教室でいつものメンバーとダベる沖田君の方を見た。


「なにそれ? 変な葵ー」


「へへ・・」


沖田君は一瞬こちらを見ると、わずかに口角をあげて笑った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ