露出狂☆ ~淫乱ドS王子と変態育成ゲーム~
第4章 王子様は殺人鬼!?でも私は調教済みです☆
「葵、おまえは俺にとってベストパートナーだよ。いつも俺を飽きさせないような変態を見せてくれる。今日だって桟橋の前でのあれは最高だったよ」
「あれ沖田君見てたの?」
どうやら学校にある監視カメラの映像をスマホで見ていたらしい。
「ふふっ、本当に最高だった。今までのやつも俺が命令してないのにあれだけの危険をおかしたやつはいないからね…」
沖田君は半笑いで言った。
しかし・・
(えっ・・?)
私はその沖田君の言葉に違和感を覚えた。
「えっと・・今までのやつってどういうこと?」
「・・・・」
薄々感ずいてはいたが、変態ゲームは私が最初ではなかったらしい。
「そうだね。実はおまえの他に彼女だったやつと何人かこのゲームをしたことがあるんだ。だけど、今は葵だけだよ。他のやつらはドロップアウトしたからね…」
沖田君の声には若干の動揺があった。
「その彼女ってもしかして…」
私はこの一ヶ月、頭の片隅にあった疑惑を沖田君にぶつけてみることにした。
その疑惑が確信に変わるかためしてみたのである。