露出狂☆ ~淫乱ドS王子と変態育成ゲーム~
第4章 王子様は殺人鬼!?でも私は調教済みです☆
「・・もしかして、前に学校で噂になっていた中学生の子?」
あの林で発見された遺体のこと・・
沖田君の…変態ゲームの関与を確かめたかったのである。
「ああ、そう、その子だよ・・」
沖田君は隠すこともなく言った。
そして私の中であの疑惑が大きくなっていく。
「ねぇ?その子はどうなったの・・?」
私は思いきって沖田君に尋ねてみた。
「・・・・それは…」
沖田君は私の質問に口ごもった。
何かを考えているようである。
「・・・・」
お願い、間違いであって。
だいたい、三秒弱。
私は祈るように沖田君の返事を待った。
「あいつは、変態ゲームに失敗したんだ…だから、俺が処分した。殺したんだよ…」
「えっ・・」
処分した?
それは、最悪に近い答えだった。
「じゃあ、やっぱり、この町で起きている殺人事件の犯人って・・?」
そして、あの事件の辻褄があってしまった。
「そう、俺だよ。正確には俺たちやくざかな…?」
「・・・っ!!!」
信じられない事実だった。
あの一連の事件の犯人は沖田君だったのだ…
「でも葵・・安心して。おまえは傷つけない…」
「・・・」
動揺する私に沖田君はいつもよりずっと優しい声で言った。