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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第19章 僕の・・・歩む道

退院当日


残念ながらボクは急患が来てしまって

見送ることは出来なかったけれど


その雰囲気は…さぞかし

朗らかだったみたいだよ。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



「カツラギさん退院おめでとう♪」


『お世話になりました・・・』



担当の看護師に見送られて

アイルちゃんはペコリとお辞儀する




『本当に…お世話になりました』


荷物をまとめてリョウキも一礼する





「うふふ・・・腕の傷

本当に綺麗に治りそうで良かった」




『・・・ぇ』


『本当ですか?』




「ええ、さっき最後に確認しましたけど

本当に綺麗にくっついてましたし

いずれ白くなって全く目立たなくなるかと」




『・・・ゎ…』



『アイル・・・良かったな?』



『ぅ・・・うん』



ちょっと照れくさそうにして

アイルちゃんはもう一度看護師に一礼した






『・・・~救急とか…救命?ですか

ぶっちゃけもっと…アレなイメージでした

…とりあえずくっつけば良いか、とか(苦笑)』





「ァハハ・・・」



看護師が苦笑いする





『・・・~でも

最近の救命の先生ってのは、その

随分と腕が良いんですね・・・』




リョウキが感心するように

ため息を漏らすと看護師が再び笑う




「え・・・?…~ぁはは

え~?・・・・・・

なにおっしゃってるんです~?(笑)」






『・・・はぃ?』






「だって・・・~~~~~(笑)」






『・・・?・・・え』

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