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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第20章 あの夏の・・・約束

『それで先生・・・妻の脚は』




ボクに聞いてくる旦那に

経過を説明すると



彼は・・・一見、冷静に


だけど・・・




『ありがとうございますっ・・・

・・・。・・・っ・・・~~ハァ』





心の底から・・・

〃良かった~~〃と

安心するような表情をみせた





ところで・・・さ





グイグイ・・・?





つんつん・・・て?






『うん・・・???』




見下ろすと…(※だいぶ見下ろすと)

ボクの足元に小さな女の子が

ちょこんと立っていた(笑)






『ママ…あんよなおったの?

もう…いたいいたいしないの?』





ボクのズボンをもみじみたいな手で

一生懸命引っ張って聞いてくる女の子




ボクはしゃがんで

女の子の目線まで腰をおとした

(※キツイ(笑))



名前の書かれた花の形をした

幼稚園のバッチ




〃【 ひまわりぐみ : しのみや そら 】〃






『ふふ・・・うん、そうだよ?

お母さん、とても頑張ったんだよ

・・・。・・・~【ソラちゃん】か♪』





『んふふっ・・・』




男で…医者と聞いて

大抵の子どもなんか、それだけで

泣き出しそうなものを(笑)




この女の子は

まぶしいくらいに笑ってくれる





大好きなママが元気になった…

そのことが

嬉しくてたまらないんだろう

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