Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第20章 あの夏の・・・約束
『・・・私も…家族を亡くした時に
そう教えてもらいました・・・』
アオイさんが少しぼんやりと
遠くを見つめる
『忘れないことは…大切な供養だ、って』
『・・・。・・・っ』
『それから・・・なによりも』
『・・・?』
『∥遺された人が幸せに生きること∥が
本当の・・・一番の供養だ・・・って』
『・・・っ』
ボクは・・・堪えきれないものを
ぐっと噛み締めるように
ハンドルを握りしめた
『だから・・・先生
先生の…やさしさや、あったかい気持ち…
どこも・・・これっぽっちも
みっともなくも、カッコわるくもないです
お願いですから
そんなこと・・・言わないで下さい
先生に・・・そういう気持ち
忘れてほしくなんかないです』
『・・・っ・・・っ』
だから・・・ボク
真面目チャンは苦手なんだってば
そう教えてもらいました・・・』
アオイさんが少しぼんやりと
遠くを見つめる
『忘れないことは…大切な供養だ、って』
『・・・。・・・っ』
『それから・・・なによりも』
『・・・?』
『∥遺された人が幸せに生きること∥が
本当の・・・一番の供養だ・・・って』
『・・・っ』
ボクは・・・堪えきれないものを
ぐっと噛み締めるように
ハンドルを握りしめた
『だから・・・先生
先生の…やさしさや、あったかい気持ち…
どこも・・・これっぽっちも
みっともなくも、カッコわるくもないです
お願いですから
そんなこと・・・言わないで下さい
先生に・・・そういう気持ち
忘れてほしくなんかないです』
『・・・っ・・・っ』
だから・・・ボク
真面目チャンは苦手なんだってば