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明日には実家に娘夫婦と、次男の兄夫婦も来てくれるいう。

…全てを話さないと…

いままで夫をかばって言えなかったこと、夫のためについた嘘。

…哲さんのことも…

決して誉められたことじゃないけど、哲さんのことはちゃんと話しておかないと…。

その時の瑠衣は、夫と別れるために実家に戻っていることが、まだ現実とは思えなかった。

何度も『 別れたい 』と思いながら、
その度に言い含められて諦めてきた。

自分の力ではどうすることもできなかった。

夫の元を逃げたせた今でも、これからどう動けばいいのかさえも、わからないままだった。