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ねぇもう嫌・・・

第3章 病気発覚




下半身が全て露わになってしまった。


先生に見られてる…っ


慌てて手をそれとなく置き隠す。


「なに、するんですか…」


顔が燃えるように熱い。


「今から診るのは尿道って言って、おしっこが出るところなんだ。ここが細くて狭かったりすると病気になってしまうこともあるから、しっかり確認させて欲しいんだ。」


先生の話の最中、瞬きをすると涙が頬を伝った。


慌ててブラウスの袖で拭う。


「…っ、、嫌…」


私は手でその場所を隠した。


先生はこの場所から動く気配がない。


「あのね陽菜ちゃん。疑いのある原因は、小さなことでもきちんと診なきゃいけないんだ。恥ずかしいのはわかるけど、もう少しだけ頑張ってくれるかな。」


「…っ」


先生の言葉に圧倒され、隠していた手を、ゆっくり、少しずらした。


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