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ねぇもう嫌・・・

第11章 検査③



カーテンを開くと、検査台の周りにはいつの間にか沢山の医師や看護師が並んでいた。



看護師さんにエスコートされて、私の身長の半分ほどの高さの検査台に横になった。


左腕に薬品が注射され、室内の明かりがやけに白く眩しく感じた。



『君のことを見たいって。いい?』



柊先生が、白い手袋をはめながら私に聞く。



私は返答に困って、何も言えなくて、


頷くことしかできなかった。


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