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ねぇもう嫌・・・

第11章 検査③



厚い扉を先生が開けてくれた。


私は小股で中に入る。


柊先生が、私がエコー室の診察台に乗るのを待ってから、ワンピースの裾を腰の辺りから捲った。


機械に何か入力し、エコーが始まる。


柊先生は一瞬私の身体を見て部位を定めると、ゼリーをたっぷり付けた機械を私の体の上で滑らせた。


『はい。』


柊先生はそう短く切り上げて機械を戻し、ペーパータオルで丁寧にゼリーを拭き取った。


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