テキストサイズ

ねぇもう嫌・・・

第13章 治療



ただの検査だと思い込ませるほどに、この検査に対しての不信感が強くなっていった。


すぐ終わる なんて、ものの5分10分で終わるわけじゃない。


それに、下半身裸でアソコには管を入れられ、こんなの、おかしい……



いや、正しいことはわかってる。



私だけじゃなく全国各地で行われていることなのは分かっている。



そんなこと、分かってるのに、、分かってるのに…


柊先生、もう、……終わりにしようよ…。



無遠慮な考えが脳内を巡る。



先生はきっとこんな私の額を撫でてくれただろう。


つくづく、私は独りが苦手なんだと実感する。


誰かと一緒じゃなきゃ無理だよ…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ