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ねぇもう嫌・・・

第13章 治療



『服開けるね。』



柊先生が検査着を大きく開いた。



検査着は全身タイプで、柊先生が前を開くと、胸部が露呈しそうでひやひやした。



肝心な所はタオルで隠されているけど、柊先生や看護師からは密部から繋がっている管が見えていると思う。



その内にエコーの準備が出来、機械が私のお腹の上を滑った。



ぬるぬるとした感触が、身体の内側の深部まで伝わってくる。



柊先生がこの機械を動かしているのだと考えると、尚更緊張してきた。



それから暫く。



『あとは出せば終わりだな。』



と柊先生が言った。



待ちわびていた 終わり の言葉がようやく…。



だけど…待って……



「ぃ…っ……」



突然お腹の右下がキリッと痛んだ。



『どうした?』



「いたぃ…っ…」



『痛い?どこ?』



柊先生の声色が代わって、検査室の雰囲気も急に厳しくなった。



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