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ねぇもう嫌・・・

第13章 治療



『もういいか?』


柊先生が私の方を振り向かずに言った。


「…」


『ん?どうした?』


柊先生が、椅子をくるりと回転させて立ち上がり、返事をしない私に近づいてきた。


咄嗟に着替えで身体を隠す。



『何?』



「っ…」



右手で持っているタオルはもう完全に冷めきっていた。



『まだ痛い?』



「…ぅん…」



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