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ねぇもう嫌・・・

第13章 治療



すぐに柊先生は新しいタオルを持ってきた。



『痛かったら言って。』



柊先生はそれだけ言ってタオルの持った手をソコに伸ばした。



そのタオルは、ほんのり温かかった。



ソコを何度もタオルが往復する度に、足がピクっと反応した。



「…っ」



『痛かった?』



「…」



首を横に振った。



柊先生はタオルを私のそばに置くと、診察台を囲むようにカーテンを閉めた。



一気に部屋が暗くなって隔離された空間に、どこか興奮を覚えた。



それを抑えるようにテキパキと着替えを済ませた。

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