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ねぇもう嫌・・・

第14章 先生と




『その心意気に期待してるよ。』



看護師から様々受け取りながら、柊先生は私を見た。



私は頷きつつ、隣にいる先生の感想が気になった。



デスクに並べ、柊先生が説明する。



『カテ(管)は24時間。で、カテーテルのサイズは普段のそれでいいんだけど…』



柊先生は、目盛り付きの袋を手に掲げた。



『管、ここに繋げて。』



見せられた容器の透明さに心がざわめく。



それ以上考えたくなくて、見ていたくなくて、堪らず目線を下げた。

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