
ねぇもう嫌・・・
第15章 エコー
柊先生はそれを受け取ると、その容器を押し潰して液体を出しそれを手に満遍なく濡らした。
手で顔を隠していても、柊先生の行動はちゃんと見える。
怖がりみたさのような、見たくなくてもどこか見ちゃって、その光景を見ることでもっと怖くなって…
また ヌチャヌチャ って…
水音のような音…
不意に昨夜の先生のアノ手が頭に浮かぶ…
またドキドキしてきた…っ
胸が高鳴って、苦しい…
この体勢のせいで呼吸も少し苦しくて、恥ずかしくて、
視線をぐっと下げ、柊先生のズボンを見つめた。
