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ねぇもう嫌・・・

第15章 エコー



突然薄暗い空間に隔離。




薄いカーテンで仕切られたその向こうには柊先生がいて




…冷静に考えるだけでも羞恥が募る。




とりあえず、拭かなきゃ…




と、柊先生が用意してくれたガーゼを一枚取って小さく畳むと、ゆっくりとソコに当てがう。




「っ…」




同時に背中をなぞられたような、鳥肌が立つような感触…




あれっ…これ、私の手だよね…っ




自分で動かしてるつもりなのに…。




まだまだソコにはジェルがたっぷり付着している。




どうもそのジェルは粘着性が強いらしくて、そう簡単には拭き取れない。




どうにかこうにか刺激を与えないように、自分の手だとはっきり見えるよう、ガーゼを握った手をもう片方の手で掴みながら動かした…




「……っ…ぅ…」




…なんで…?




駄目、やばいかも…っ




身体がくすぐったい…




きっと柊先生も、カーテンの向こう側で私が身体をくねらせながら拭いてるなんて思ってない…




誰も、見てない筈なのに、




見られてるような感覚…




勘違いだと分かってても、この感覚は消えない…




もう、いいや…




あとでちゃんとトイレに行って拭こう




そのまま強引にパンツを履いた。




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