
ねぇもう嫌・・・
第15章 エコー
ふと機械が身体から離れた。
「っ…」
くすぐりから解放され、ゆっくり鼻から息を吐いた。
もう終わりかな って微かな希望がみえたとき、
また機械がもう片方の脇腹に触れた…
「んっ…っ……」
やっぱり身体は反応しちゃって、今度は柊先生の方に身体を背けた。
『我慢して。』
柊先生の白衣が顔に触れて、もうこのまま顔を隠していたい…
もうやだ…
心臓がさっきよりもっと痛んで、苦しい。
だけどまた看護師に身体を起こされた。
ふと見えたエコーの機械。
同時にそれが身体に触れた。
「んっ……ぅ…」
思わず柊先生の手を掴んだ…
