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ねぇもう嫌・・・

第4章 検査①



「陽菜ちゃん。ちょっと触るね」


その声と同時に私の花園が開かれた。


「嫌っ…」


必死な足の抵抗は、自分が思っているより弱々しい。


きっと指に力が入っているだけなんだと思う。


熱くてドクドクする…




私の視線の先に、先生はいない。


看護師の服が目の前で揺れている。


先生が何を見ているのかも、何をしているのかも分からない。


やがて少し冷えた何かが、そっと蕾にあてがわれた。



「ンっ、、」


もう嫌だ、恥ずかしくてうまく息ができない…



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