
ねぇもう嫌・・・
第17章 3人目の先生
『じゃあ一応見るからね。ちょっとごめんね〜』
佐藤先生はズボンの中に手を入れてきて、下腹部を強く押した。
恥ずかしいのはもちろんだけど…。
私がつい春休み前まで患っていた病気のことを知っているのかな。
佐藤先生は、柊先生の診察(トキ)と同じように押してきた。
不意にまた痛くなるんじゃないかと怖くなって、つい目頭が熱くなった。
『此処痛い?』
「っ」
大袈裟に首を振った。
『…もうちょっと下を見てみよっか。』
「そうですね。じゃ、ズボンだけ脱ごうか。」
「…えっ…」
思わぬ展開に、自分の顔が赤く染まるのが分かった。
