
ねぇもう嫌・・・
第17章 3人目の先生
「大丈夫だよ、少しだけだからね。」
『ひなちゃん立って?』
このまま反抗するのも怖くて、ゆっくりと立ち上がった。
『…よいしょっ。』
佐藤先生が一気にズボンを下ろした。
「っ…」
咄嗟に手を前にして、恥ずかしさを紛らわす。
『ひなちゃん、動かないで、痛かったらちゃんと言ってね。』
少し頷いてそっぽを向いた。
「っ…」
絶対泣かないって決めてたのに、注目を浴びると、私駄目だ…っ
二人の医師に身体を見られて、居てもたってもいられなくなる…
目に溜まっていく涙。
それを拭おうと手を動かしたけど、
痛くてとても動かせやしない。
ぎゅっと瞬きをすると、涙が床に零れ落ちた。
そして、パンツの上から触られた…
左手で体を押さえ、その手を右手でトントンと軽く叩く。
顔が真っ赤になって、熱が集中していくのがわかった。
「…んっ……っ」
思わず後ろによろけた。
Vラインをタッチされた時、微かに痛みを感じたんだ。
綺羅外来の先生も私の反応を見逃してくれなかった。
「痛い?」
「っ」
慌てて首を横に振ったけど、嘘は通じなくて。
佐藤先生が両手を私の体から下ろした。
