
ねぇもう嫌・・・
第18章 診察
「ちょっとまくるよ~」
薄手の黒のロンTに迷彩柄のスカートで来院した私。
そのスカートが今、大胆にまくられた。
「…っ」
もう恥ずかしい…っ
この高鳴る鼓動がバレそうで、より一層羞恥が芽生えた。
「今から押していくから痛かったら痛いって言ってね?」
「…うん……」
佐藤先生の生暖かい手が下腹部に触れる。
「…」
"まだ大丈夫だ"って、必死に天井を睨んだ。
『ココはどう?』
「ッ…」
瞬間、ズキンと痛みが走った。
だけど痛いって言えなくて、唇を強く噛んで我慢した。
『ココは?』
佐藤先生が横でドクターチェアに座ったまま、私の目を見ながらショーツ越しに触ってくる…。
尚も続く触診に、ズキズキするような痛みが私を襲った。
「…っ…ぅ……っ」
「…泣いてる?」
『目、赤いね』
柊先生の声も足元の方から聞こえてきた…。
