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ねぇもう嫌・・・

第18章 診察



柊先生が私に触れることはなく、じっと佐藤先生と私を見つめていた。




同じ空間に居るだけで、小さな安心感を抱いた。




「っ…」




触診はこれで終わりになり、




診察台から降りて、今にも涙が溢れそうな潤んだ目のまま丸椅子に座った。




「ひょっとして…前回からずっと痛い?」




「っ……」




私は小さく頷いた…。




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