
ねぇもう嫌・・・
第18章 診察
「少しスカート下げるよ。」
看護師さんに促されて腰を少し上げると、再びVラインまでショーツと共に降ろされた。
「顔こっちに向けて。」
ぐしゃぐしゃの顔を見られたくなくて、誤魔化すようにズズッと鼻水をすすった。
「ほーらっ。ひなちゃんの顔、こっちに見せて?」
白衣が頭に触れた。
そのまま強引に動かされ、佐藤先生と目が合う。
「…っ…ゥ…ッ……ンッ…」
途端に一気に強い不安が押し寄せてきた…
苦しい…っ
もう早く終わりたい…っ
「大丈夫っ?」
佐藤先生に背中を持ち上げられて、そのまま身体を起こした。
「ひなちゃん、落ち着いて深呼吸しようっ。」
下半身を少し露出したままで、もうどうにもできない現状に、絶望を感じた。
足と足の間に手を置いて、そのまま下を向く。
胸が激しく上下に動いて、ただただ苦しい…
「…そのままでいいから、薬塗っちゃうね。」
佐藤先生に両手をそれぞれ横に退けられて、診察台に座ったままVラインにゼリー状の薬を塗られた。
