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ねぇもう嫌・・・

第21章 検査④



「もう真っ暗だね」

なんてダラダラ話していた時、




ふと前から柊先生の姿が見えた。




「ッ」




私は咄嗟に暁くんの足元ににしゃがみこんだ。




身長が高い暁くんの後ろなら、隠れられると思ったから。




『急にどうしたん?』




そんな私の行動に驚いて、大きな声で聞く暁くんに、私は無言で首を横に振った。




『…』




暁くんは驚くも素直に事情を飲み込み、再び窓の外に目線を移した。




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