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ねぇもう嫌・・・

第6章 多目的室



SHRの後、私は意を決して病院に向かった。


あの痛みは、今まで感じたことのないものだった。


私は病気だ、”これ”が悪化したらどうしよう、死んじゃうのかな


ずっと不吉な考えが脳内を駆け巡っていた。




白と橙のツートンの建物に入ると、受付嬢が私を迎え入れた。


私の心臓は順番待ちの時から既にバクバク。


あの鋭い痛みと、先生に怒られるかもという不安。


名前を呼ばれたときには、この場で死んでしまいたい程の憂鬱が私を覆い尽くしていた。


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