テキストサイズ

ねぇもう嫌・・・

第6章 多目的室



「こんにちは」


先生は変わらない様子だった。


けれど、病院に行かなかった私が悪いのは診察室の雰囲気からも明白だった。


やっぱり、先生はすごく怖い。


「丸1ヶ月空いてしまったけれど、きっとそこまで進行していないはずだから。大丈夫。」


そう先生は言ってくれた。


「どこか痛くなった?」


先生は、私がお腹が痛くなることを知っていたかのように聞いてきた。


「…」


私はお腹を右手で押さえた。


「ちょっと診せて。」


そういって先生は私のブラウスを脱がしてきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ