
ねぇもう嫌・・・
第21章 検査④
「…ッ」
私の両脇に両手を当て、親指で胸の真ん中を押していく。
例えるなら、うん、うん、と。
ゆっくり、そして深く押された。
勿論身体はビクビクと幾度も震え、その度に鼻水を啜って誤魔化した。
『…』
これが敏感から来る反応か、それとも…
柊先生の迷いは、私にも感じ取れた。
何度も同じとこを押され、その度身体が震えて足もびくっと反応した。
「んッ…」
突然の刺激に身体を横にねじ曲げた。
柊先生の人差し指と親指が胸の先端触れた…
『少し我慢して。』
と、柊先生がその2本の指で胸の先端を弄った。
なんとも言えぬ快感のようなものに、思わず背筋が伸びた。
それからすぐに、またその指で先端をつままれた。
「っだめっ…、ぅ…」
病室に着いてからものの5分で裸。
人並み以上に敏感だと言われた私の身体。
恥ずかしくて堪らなかった。
『もう1回…』
「だめぁっ…」
俯いたまま、私の身体に伸びるその手をぐっと掴んだ。
